お役立ちノート

2023.11.13

妊婦さん・授乳婦さんと新型コロナウイルス感染症③

妊婦さん・授乳婦さんが新型コロナウイルスに感染したら

(掲載内容はお役立ちノートを公開した時点での情報です)

妊婦さんが新型コロナウイルスに感染した場合

  • ・妊娠後半期(20週0日~)に感染すると、重症化しやすくなります。
  • ・感染症が重症化した場合、切迫流早産や早産の割合が高くなります。
  • ・妊娠中に感染しても胎児に形態異常(奇形)が生じやすくなることはありません。
  • ・妊娠中に感染してもお母さんから胎児へ感染する割合は低いです。
  • ・妊娠中に感染してお母さんの身体の中でつくられた抗体は臍帯を通じて胎児に移行し、生まれた後に赤ちゃんを感染から守る効果が期待されます。

授乳婦さんが新型コロナウイルスに感染した場合

・授乳中のお母さんが新型コロナウイルスに感染すると、お母さんと赤ちゃんは濃厚に接触しているために赤ちゃんに感染する確率は高くなります。
・母乳を介して赤ちゃんに感染することはありません。
・授乳中に感染してお母さんの身体の中でつくられた抗体は母乳中に移行し、母乳を介して赤ちゃんに届けられ、赤ちゃんを感染から守る効果が期待されます。
・母乳栄養(直接の授乳ではなく、搾乳による間接哺乳)を推奨しますが、お母さんの休息も大切なので人工乳も上手に利用するといいでしょう。

妊娠中・授乳中に安全に使用できる医薬品の例
(使用の際は、医師・薬剤師にご相談ください)

妊娠末期(28週0日~)に非ステロイド性抗炎症薬を使用すると、胎児特有の血液循環に影響することがわかっています。

コロナ感染症治療薬には妊婦さんに使用できる薬と使用できない薬があります。

【参考になるwebサイトのご案内】

市販の解熱鎮痛薬の選び方|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

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