慢性疾患を持つ女性の妊娠(合併症妊娠)と妊娠中に出現した内科疾患を内科医の立場から診察します。様々な理由で当センターにおける分娩を予定される妊婦さんを、産科と連携し母児ともに健やかな分娩となるようにサポートします。
特に頻度の多い妊娠糖尿病や妊娠高血圧症は妊娠時に判明する疾患群ですが、胎児の周産期予後に大きく影響するため厳密に管理していきます。母体所見は妊娠の終結とともに一旦は改善しますが、その後、加齢とともに糖尿病や高血圧が顕在化していきます。生活習慣が長期予後には大きく関わるこの疾患群を、お子様の受診日に併せてフォローしていくことで、病児をもつご家族の健康を長期的に支援しています。
「未病外来」とは、周産期とは関係なく自分の健康状態を相談したい方の外来です。
妊娠・出産は女性にとって、からだの変化とこころの変化をもたらします。当センターにてご出産された方の中で、心理的に大きな負担を感じている方のサポートを精神科医が行います。